優秀な子に育てたい1
長年、大手の進学塾で最難関校の受験指導にあたってきた管理人が、実際に経験した話です。
灘中に進学したA君とB君。
A君は、お医者様の家庭で生まれ、小さいときから英才教育を受け、有名私立幼稚園、有名私立小学校を経て、 中学は灘中と、順調にエリートコースを進んできました。
一方B君は、普通のサラリーマン家庭に育ち、公立の幼稚園から 公立の小学校へと進み、A君と同様、灘中に合格。
2人の育った環境は、まるで違うものでした。
A君とB君の例を参考に、あなたの子どもをどのように育てていけばいいのか、考えてみませんか。
英才教育を受けてきたA君
両親とも優秀で、小さい頃から英才教育を受けて育ったA君。 2歳の頃から、スイミングを始め、3歳からはお受験の塾通い。みっちりと、エリート教育を受けました。 他に、ピアノ、体操といった習い事も小学校3年までは継続。もちろん、お勉強では常にまわりに一目置かれるような存在でした。
普通の家に育ったB君
それとは対照的なのが、B君。
幼稚園の頃からスイミングにこそ通っていましたが、他にこれといった習い事もせず、ひらがなを覚えたのも年長に上がった頃。 塾は、両親が、公立の中学校の評判をきき、これは大変と、とにかく校区外の中学に行かせるべく、B君を説得して、小4になってから行かせ始めました。
普通の子どもだったB君が、なぜ最難関中学である灘中に合格できたのでしょうか。
塾に入ってからのB君本人の努力はもちろん大切です。でも、同じように努力する子どもは他にもたくさんいます。
B君は、なぜ英才教育を受けて育ってきたA君に負けず合格できたのか。
B君のもって生まれた才能もあるでしょう(努力ができることも才能です)し、遺伝的な要素もあるかもしれません。(一応、B君のご両親も、有名私大出身です。)
でも、一番大きいのは、幼少期の育ち方にあったのです。
B君はどんな幼少期を過ごしたのか。
この話は続きます。